スケルトンキー
2006年 04月 30日
最近映画を観に行ってないので、ちょっと気になってたDVDを借りてきた。
それがスケルトンキーである。
スケルトンキー?って考えて思ったのが、透明の鍵???と思ってたのは事実(笑)
本当の意味は、何でも開けられるマスターキーのこと。
簡単に内容を説明すると
主人公であるキャロラインは看護師であり、新聞広告で見つけたニューオリンズにある農園の老夫婦が住む屋敷に住み込みの看護をすることになった。
そこには、脳梗塞で動けない余命少ないベンと老婦人のヴァイオレットが住んでいた。
ヴァイオレットはキャロラインの出身が気に入ってなかったが、老夫婦の弁護士ルークの説得で住み込みの看護をすることになる。
この屋敷には30以上の部屋があり、すべての部屋を開けられる合鍵を受け取る。
ベンが脳梗塞になった部屋が屋根裏にあり、ヴァイオレットに花の種を取ってくるようにと頼まれたキャロラインが、屋根裏にある合鍵では開けられない扉を見つけてしまう。
もちろん人間というのは、そういう場面に立ち会うと開けたくなる衝動が起こってしまい、扉の鍵をこじ開けて中を見てしまった。
そこには信じられないものばかりがあり・・・
そして、屋敷になぜかなかったはずの鏡が屋根裏にあることにも疑問に思い始める・・・
ここからは先が読める展開になってくるんだけど、ラストにはありえない真実が待ち構えていて、もう衝撃が衝撃で衝撃である(意味不明)
そう、ラストの真実を知ったとき、もう一度見直したい衝動にも駆られる。
なぜかって?さっきまで感じていた先が読める展開が、さまざまな伏線があったことに気づかされた上、予想していたラストとはぜんぜん違ったし・・・。
んで再度見直すと、ようやく全体の内容を把握することが出来るし、ようやくラストの真実の意味が解った。
この手の映画は、正直好きな部類に入る。
ということで、もう少し書いてみたいなぁ~と思った。
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そう、この映画で出てくる呪術を聞いて正直怖くなった。
だって、フードゥーを信じると体を乗っ取られることになるんですよ!
フードゥーという呪術は、呪術を信じる者にしか効果がない。
そう、この呪術はニューオリンズの黒人達が独自に作った呪術なので、ヴァイオレットがキャロラインの出身を聞いて呪術を信じさせることが出来ないと思い看護を断ろうと思ったし。
というような最初から伏線が引いてあることもね・・・
最初はぜんぜん信じなかったキャロラインも、友達という存在があったために信じることになってるし。
逆に言うと、友達がいなかったら呪術を信じることもなかったかも。
まぁ、ほんとに怖い映画なんですよ。
だって、最初に呪術師の夫婦(ジョセファーとセシーラ)が乗っ取ったのは、その時仕えていた夫婦の子供達。
その子供達と体の交換が終わったとき、子供の親は子供達にフードゥーを教えた(体の交換が終わってるとは考えていなかったというか、考えないか)と思い、呪術師夫婦を縛り首の上火をつけて殺してしまう。
その光景を、体が入れ替わった子供達(中身は呪術師夫婦)が見ていた。
その後、老夫婦と体を入れ替え、ジョセファーは弁護士のルークに乗り換えたけど、セシーラは呪術を信じる女性(看護師)に出会えない状態が続いたけど、ようやくキャロラインに出会い体を入れ替えることが出来た。
あーそうそうそう、ヴァイオレットがキャロラインを見て「今度は黒人がよかった」と言ってたのも伏線である。(呪術師が黒人だからね)
ベンが喋れなかったのも、脳梗塞ではなく本当のことをしゃべられると困るので、呪術で口封じをしていただけ。
結局ベンがキャロラインが使った呪術で喋れるようになったけど「ここから出して欲しい」とい言ってた意味も、この家から出たいって意味ではなく「この体」から出して欲しいって意味だったことも、ラストにならないと解らない。
キャロラインが老婦人になったとき、うめきながら「ここから出して」と言ってたし・・・
ともかくだまされたと思って観て欲しい映画です。
by rhythmax
| 2006-04-30 23:36
| 映画鑑賞(あ~さ)